胃潰瘍手術

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胃潰瘍の手術について

外科的治療について

内科的治療を積極的に行っても治まらない場合は、難治性潰瘍ということになり、手術が必要なことがあります。それに、内科的治療でいったん治っても、再発を繰り返し、潰瘍瘢痕による狭窄症状が出現し、そのため日常生活や仕事に支障があるような場合は手術が勧められます。

 

しかし最近では薬剤の進歩により、手術をしなければならない難治性潰瘍は、ほとんどなくなりました。

 

穿孔をおこしたり、大量出血で止血が困難な場合は緊急手術が必要なこともあります。

 

最近は、手術の進歩によって、十二指腸潰瘍穿孔例では、腹腔鏡下手術も試みられ始めています。しかし、緊急に手術が必要で、しかも全身状態がきわめて悪い時には、現在でも救命を目的とした開腹手術を行います。

 

胃潰瘍の手術は

以前は胃潰瘍に対しても、胃の下部約70%を切除する広範囲胃切除術が行われていました。しかし胃を70%とると手術後に障害が生じやすいので、最近は手術を行うことはほとんどないです。

 

以前は胃切除と迷走神経切離術を同時に行うこともありました。これは、胃の分泌を支配している迷走神経を切離することで胃酸の分泌量を少なくする手術ですが現在はあまり行いません。どのような手術を行うかは、潰瘍の発生部位や合併症、胃液の状態によって決定します。

 

手術は、通常全身麻酔で行われます。手術時間はどのような手術かによって多少の差はあります。大量出血による緊急手術では、輸血が必要になります。

 

最近では、内視鏡を用いた止血術の発達と、抗生物質を用いた除去療法の確立により、胃潰瘍の手術はあまり行われなくなっています。

 

 

胃潰瘍手術後の生活

胃の手術の後の食事は、バランスがよく高栄養化で消化のよいものをとるように心がけますが、いちどにたくさんは食べられなくなっているので、食事の回数を多くして、手術前と比べて1日の食事量が少なくならないようにすることが大切です。

 

退院後はふつうの生活に戻してよいですが、生活活動は徐々に増やしていくことが大事です。少なくとも1か月ぐらいは仕事の量を減らして、お勤めの人は半日勤務くらいの程度にします。

 

1か月もすれば通常通り仕事ができ、軽いスポーツや肉体労働も可能となります。しかし、回復の程度は手術時の状態によって異なり、とくに高齢者は一般的に回復が遅れます。

 

しかし、手術後の食事や生活様式に神経質になりすぎると、胃切除後症候群や術後栄養障害などの症状の原因にもなるので気を付けましょう。

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