胃の検査方法

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胃の検査方法

胃の検査

 

胃の病気には、潰瘍や急性・慢性胃炎、またガンなどがあります。これらの病気の主症状と、腹痛や悪心や嘔吐などの自覚症状やタール便(下血)などが認められます。胃の病気が疑われた時に、一般的に行われる検査方法は以下の通りです。

 

上部消化管X線造影検査

バリウムを飲んで、十二指腸までの病変をレントゲンで調べるものです。充満法と呼ばれる造影方法は、バリウムを飲んで中程度に消化管を伸展させたところで、形、位置、内径、長さ、粘膜の凹凸などを観察するものです。

 

粘膜病変を詳細に観察するため、経鼻チューブあるいは発泡剤を用いて空気を入れて膨らまし、二重造影と呼ばれる観察を合わせて行います。また、消化管の一部を体外から圧迫して、粘膜の凹凸を明瞭にする圧迫法も利用します。

 

 

上部消化管内視鏡検査

直径約1cmの柔らかい管の先にレンズを付けた内視鏡で、胃や十二指腸までの粘膜表面を直接観察診断する検査法です。微小な粘膜病変、とくに早期ガンの発見に大変役立ちます。ガンを疑う場合、病変の輪郭をより明瞭にするため、色素染色法が用いられます。また、生検による病理組織診断も同時に行います。検査だけでなく、EMRや内視鏡下止血術などの治療も行うことが可能です。

 

検査方法は、細長い管を口から飲み込んで、食道から胃、十二指腸まで挿入し、先端のレンズをとおして病変部を観察したり、カメラで撮影したりします。検査時間は5〜10分です。生検やポリープの切除があると20〜30分くらいです。

 

 

 

超音波内視鏡(EUS)検査

腫瘍の良性・悪性の鑑別、ガンの壁深達度やリンパ節転移の有無などを観察します。この結果は、EMRによる早期がんの切除の対象になるかどうかを判定する場合にも重要です。また、粘膜化腫瘍の診断にも使用されています。

 

 

便鮮血反応

消化管出血の有無を調べ、陽性の場合、内視鏡検査を速やかに行います。

 

 

胃内PH測定

ヒスタミンH2受容体拮抗剤やプロトンポンプ阻害剤などの、強力で長時間作用が持続する胃酸分泌抑制剤が開発されて、潰瘍の治療に効果を発揮しています。これにより、胃.十二指腸潰瘍の内科的治療は格段に進歩しましたが、その薬理学的効果の裏付けとして、胃内PHを24時間連続で測定することがあります。

 

測定法は、鼻から小型PH電極を胃内に挿入し、PHの変動を記録します。PH3以上の状態が維持されるようになるとペプシンの活性が失われるので潰瘍の治療は促進され、また再発率が減少すると報告されています。

 

 

胃排泄機能測定

胃で胃液と撹拌された食物は、徐々に幽門から十二指腸へと送られますが、この排泄機能を知るための検査方法の代表的なものとして、アセトアミノフェン法とガストロシンチグラム法があります。

 

前者はアセトアミノフェンという薬剤が胃では吸収されないで、小腸で速やかに吸収されるという性質を利用したものです。

 

後者は、消化管から吸収されないラジオアイソトープである99mTcスズコロイドを摂取し、経時的にシンチグラムを撮影します。胃排泄機能は胃潰瘍で低下し、十二指腸潰瘍で亢進する傾向があります。

 

 

CTスキャン、MRI検査

他の消化管と同様に、腫瘍の局在、周辺機器への浸潤や転移の有無、リンパ節の腫大などの検討に利用されます。

 

 

腫瘍マーカー

胃がんを含む腺がんの腫瘍マーカーとしては、CEAが代表的です。

胃の検査記事一覧

胃の検査前の医師の診察

胃の検査が行われる前に、医師による問診、視診、触診などの診察が行われます。これは、患者の症状が、どの臓器の病気によるものかを判断し、どのような検査が必要かを決めるためです。問診医師は、患者にどこが痛むか、どのような痛みか、いつから痛むのかなどを訪ねます。質問に対しては、できるだけ正確に答えるようにし...

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