胃液の分泌

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胃液の分泌とは

胃液は非常に強い酸であり大きな働きは下記の通りです。

 

@殺菌作用

 

A主細胞から分泌された不活性型のペプシノーゲンを活性型のペプシンに変換する

 

B食物中のタンパク質の立体構造を変えることでペプシンの作用を受けやすくする。

 

胃液を分泌する細胞とは?

 

胃粘膜の表面には上皮が落ち込んでできる穴がありこれを胃小窩の底に胃腺が開口してできています。胃腺はおおまかに噴門腺、固有胃腺、幽門腺の3種類が部位別に名称が異なります。

 

噴門腺は、食道腺、幽門線は十二指腸腺に似ていて粘液を主に分泌しますがこれらを総称して胃液として呼んでいます。一日の分泌量は2,000ml以上とも言われています。

 

固有胃腺は下記の4種類から構成されています。

 

@副細胞・・・胃腺頚部に多く分泌して粘液を分泌

 

A主細胞・・・メインは胃腺体部に分泌してペプシノーゲンを分泌する細胞で、この細胞は、胃酸によってペプシンに変わります。

 

B壁細胞・・・主細胞や副細胞の間に孤立散在する大型の細胞で胃酸分泌を行い、ビタミンB12の吸収に必要な内因子という物質も分泌する。

 

C腸内分泌細胞・・・セトロニン、ガストリン、ヒスタミンなどの消化管に特有なホルモンを分泌する。

 

食事を摂取した際に起こる胃液の分泌のタイミングとは?

 

@脳相
食事を摂る前には、料理の匂い、音、目の情報などで消火中枢に送られて迷走神経を介して唾液と胃液の分泌が増加します。

 

A胃相
食物が胃に届くことで、その情報が局所と中核に送られて壁細胞と主細胞が刺激されて胃酸とペプシノーゲンが胃内腔の放出されます。それと、食物が胃に入ることで胃液が薄められてPHが3以上になることで胃酸分泌を刺激されます。

 

 

胃液は強力な酸なのに、どうしてこれに接している胃粘膜の表面は消化対象にならないのでしょうか?

 

その理由が胃液がPH1〜2の強酸性なのに対して、胃粘膜表面はPH6〜7の弱酸性に保たれているからなのです。

 

胃粘膜細胞は2〜3日周期で表面から常に脱落して、深部の新しい腺細胞が分化しながら移動して置き換えられます。そのために、何かしらの損傷が生じてもすぐに新しい細胞により置き換えられてしまいます。しかし、粘膜の血流障害や放射線による損傷などで胃粘膜障害が進むことがあります。

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